姑との関係で悩んだ末の離婚: 個々の経験と対策


なぜ姑との関係で離婚が起こるのか。その理由はいくつかあります。

一つは、嫁と姑の間の考え方や生活の仕方が合わないこと。もう一つは、嫁が一人で問題を抱え込んでしまい、夫がうまくサポートできないこと。

これらが長く続くと、離婚を選ぶ人もいます。でも、問題を上手に話し合ったり、専門家の助けを借りることで、難しさを乗り越えられる可能性もあります。”

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姑との関係による離婚の背景

実際のエピソード:「姑が嫌いで離婚した」

デリカシーのない舅が嫌いで離婚

私は姑がおらず、舅と旦那と3人で暮らしています。旦那は男兄弟3人の末っ子で、長男、次男は結婚して
子供がいます。

私たちだけが子供がなかなかできずにいました。

子供ができない原因は私にあるのかもしれないと思い、病院で診てもらいましたが、特に問題ないという結果でした。

そこで何度か旦那にも検査をお願いしましたが、拒否られています。ですが、子供がいないことで嫌みを言われるのはいつも私です。

「息子に子供を抱かせてやれなくて可哀そうだ」

「〇〇さん、いつになったら子供を作ってくれるのか?」

「〇〇さんに色気がないから子作りができないのか?」など、デリカシーのない発言を平気でします。

もしかしたら旦那に原因があるかもしれないことを伝えると、「よくも息子を侮辱するようなことを言う!原因は〇〇さんに決まっているだろう!」と怒鳴られました。

一方、旦那は私をかばうどころか、舅と一緒になって、「俺も早く子供ほしいわ」と言ってきます。

この無神経な舅と一緒にいるのは我慢の限界だったので、旦那に別居を提案すると、「親父を1人にできるわけがない」と即答でした。

別居できないなら離婚すると申し出ると、旦那は私ではなく舅を選んだので、離婚しました。

嫌な舅、姑に同居をせがまれて離婚

旦那の実家は関東、私は関西育ちで、旦那とは料理の味付けの好みが違っていました。

しかし、旦那は私の作るご飯は何も言わず食べていました。

ある日、舅、姑が遊びに来た時に夜ご飯を出すと、味付けに文句を言われました。

「こんなご飯を食べさせられて息子が可哀そうだ」
「料理もできないで嫁に来たの?」
「将来子供ができたら不憫ね」

と散々な言われようでした。

そして舅が、「母さん、この人に料理を教えてやったらどうだ」と言って、それを理由に2週間ほど舅、姑が長居をし、姑が私に料理を教えるのです。

私は普段働いているので、平日はクタクタになって帰ったところで姑と料理をする羽目になりました。

旦那は何も言いません。

そして舅、姑が帰る日に、「あなたには息子を任せておけないから、近いうちに同居も考えておいて」と言われました。

舅、姑は前々から同居を考えていたようですが、この出来事をきっかけに同居するとうるさくなりました。

旦那に同居は断るようにお願いしましたが、

「拒否はできない。そもそも私の料理の味付けが悪いせいでこうなってるんだ」と言われ、離婚を決意しました。

姑との関係が難しくなる理由

“姑との関係が難しくなる理由は一概には言えませんが、一部のパターンとして多く見られるものを以下に挙げます。

一つ目は、価値観や生活スタイルの違いです。多世代で一緒に暮らす際、価値観や生活習慣の違いが齟齬を生むことがあります。新たな家庭を築く嫁と、息子を想う姑との間には、どうしても誤解やすれ違いが生じやすいです。

二つ目は、コミュニケーションの問題です。直接的な意見の相違だけでなく、伝え方や誤解、感情のコントロールなど、コミュニケーションに関わる様々な要素が問題を引き起こします。

姑と嫁という関係性は、元来他人である二人が親子と同じような近さを求められる特殊な状況で、その中で生じるコミュニケーションの難しさは無視できません。

三つ目は、パートナーの対応です。

パートナーが嫁と姑の間に立って適切にメディエーションを行わない、あるいは姑を庇うことで嫁を孤立させてしまう場合、関係性はさらに悪化します。

これは、夫が役割を果たせないことにより、嫁が一人で問題を抱え込む結果をもたらします。

心理的観点から見る姑との関係

姑と嫁の間には、3つの主な心理的な問題がよくあります。

  1. 競争: 姑と嫁は、気づかないうちに同じ男性(夫や息子)への愛情を巡って競争することがあります。これは人間の自然な感情です。
  2. 価値観の違い: 世代が異なるため、価値観や生活の仕方が違うことがあります。これは外国人と交流するのと似ていて、理解し合うのが難しい時があります。
  3. 役割認識の問題: 姑と嫁は、「妻」や「家族」として何をすべきかについて意見が違うことがあります。特に、新婚の嫁は「妻」、「嫁」、「母」といった新しい役割に慣れるのに時間が必要です。

これらの心理的な問題を理解することで、問題の根本原因を見つけ、より良い関係を築くための手段を見つけることができます。

姑問題を乗り越えるための対策

姑との関係が難しく感じる時、以下の対策を試してみることをお勧めします。

  1. コミュニケーションをとる: 何が問題であるか、どのように改善したいかを姑やパートナーと共有することは大切です。しかし、話す際には感情的にならず、冷静に、そして相手の立場を尊重した形で伝えるようにしましょう。
  2. 相手の視点を理解する: 姑も自分なりの立場や感情を持っています。彼女がどう感じ、何を考えているかを理解しようとすると、問題がより明確に見えてくることがあります。

  3. パートナーとの協力: 姑問題は夫婦二人で解決するべきです。一人で抱え込まず、パートナーに自分の感情や考えを共有し、協力を求めましょう。

  4. プロフェッショナルの助けを求める: 姑問題が深刻化している場合、カウンセラーや心理療法士などのプロフェッショナルの助けを求めることも有効な手段です。

これらの対策は、一時的な解決策ではなく、長期的な視点で姑との関係を改善するための手段です。それぞれの家庭で、最適な方法を見つけていきましょう。”

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